「自分を愛する方法」が商業出版されるまで【出版プロデュース事例】

本の企画から販売戦略までをトータルプランニングする「出版企画・総合出版プロデュース」のスタックアップです。これまで多くの書籍出版プロデュースを手掛けて参りました。

 

2020年8月、スタックアップのグループ企業である「玄文社」から恋愛コラムニストであるひとみしょうさんの著作「自分を愛する方法」が発売されました。現代人が抱える「なんとなく淋しい」という感情をキルケゴール哲学をヒントに実践的に解決していこう、というものです。

 

難解な哲学書ではなく、主人公である悩める女子「理子」とキルケゴールの生まれ変わりの猫「せーちゃん」のやりとりで進んでいく物語。非常に読みやすい内容となっております。

 

本日は著者のひとみしょうさんにインタビュー。スタックアップでの出版プロデュースを経験して感じたことを率直に話していただきました。

 

商業出版の出版プロデュース

 

一本の連絡から、本を出すことが決まった

ー スタックアップに問い合わせをするまでの経緯について教えてください。

まず、「自分を愛する方法」の企画を自分で作り終えて、片っ端から出版社に連絡をしました。応募や受付で対応してくれる出版社を探していたのです。ですが、どこからも連絡が返ってこず、そんな中唯一連絡をくださったのが後尾さんでした。

 

最初、スタックアップを出版プロデュースの会社だとは知らなくて。「企画募集中」と書いてあったので連絡したんです。出版の決定権を持っている方から連絡が来たので、返事が来たときはとても嬉しかったです。そのことは非常に印象に残っています。それで後尾さんはキルケゴールを取り扱っていることに非常に興味を持ってくださいました。

 

キルケゴールは「絶望」を哲学した人なのですが、彼は「今を生きることが大切だ」とその方法や理由を語っています。これはSNSなどで他人を気にしてばかりの現代人に必要な考え方だと。後尾さんが言ってくださいまして。トントン拍子に編集者の方も交えて企画をブラッシュアップすることになりました。そうしてできたのが「自分を愛する方法」です。当初のタイトルは全く違うものでしたが、編集者の方が熟考してくださって付けてもらったタイトルです。

 

この本ではいかに「自己受容が大切か」ということを書いています。自分を愛せないと他人を愛せません。だからこそ「自分を愛する方法」を知ることが大切だと。そこを編集者の方が企画の意図を深く読み込んでくださり、ストンと腑に落ちるタイトルができました。非常に満足しております。

 

スタックアップを通して出版社の生の声が直接聞けた

お金を払っていないのに、企画をブラッシュアップしてくださったことに驚いていたのですが、さらに驚いたのは、私と出版社を繋いでくださったことにはさらにビックリしました。

 

いくつかの出版社に後尾さんと企画の持ち込みに行って、以前はコンタクトが取れなかった出版社の編集者さんとお話ができました。後尾さんは出版業界のことも詳しく教えてくださって、出版社は「この本を出したい」という思考から「売れる本を出す」という考え方にシフトしていると。商業出版の可能性も狭き門になっていて、いくつか出版社をあたっていただき、最終的にはスタックアップのグループである玄文社さんでの商業出版となりました。

 

自社グループで出版社を持っていらっしゃるので、私のように本を出したい者からすると夢を持てます。また玄文社の編集者の方々はビジネスライクすぎず、感情や気持ちを汲み取ってくださり、丁寧に向き合ってくださいましたね。

出版のプロから多くの意見を聞けたことは、非常にありがたい経験です。

 

商業出版の出版プロデュース

 

情熱的な方々と本を作ることができた

ー 本を作るまでのプロセスで特に記憶に残っている部分はありますか?

文章を書くことが好きなので、一番は原稿を書いている時です。それ以外ですと、やはり企画が一冊の本になった時は非常に嬉しかったですね。

 

後尾さんも、スタックアップでプロデュースした本をグループ企業の玄文社から出版されるのは初めてとのことで、印刷所で本が出来上がった時、とても嬉しそうに「本ができました!いい本です!」とお電話をいただきました。その時も嬉しかったです。

 

その後知ったのですが、この「自分を愛する方法」、表紙が金色なんです。表紙に色を塗ってからまた金色を塗り直して、その上に文字を2回塗り直しているそうで、普通の本よりも2倍、手間もコストもかかっていると聞いた時は驚きました。そこまでこだわるんだ、と。

 

それでイラストを見たのですが、大高郁子さんが担当してくださったことに驚きました。大高郁子さんといえば、重松清さんの小説や、小澤征爾さんのお兄さんの本で挿絵を拝見していた方でした。装丁のデザイナーさんもDTPを一人で全部やってくださいました。原稿を読みながら、具体的なイメージを持って取り組んでくださったとのことです。

 

デザイナーさんにはタイトルとイメージだけを伝えてデザインしてもらう、というケースが多いようですが丁寧に対応してくださって非常に助かりました。そのような方々が私のイメージ以上のクオリティで本を形にしてくださったことは非常に嬉しかったです。

 

後尾さんもこの本を出したいとずっとおっしゃっていて、熱い思いの方に恵まれていたなと思います。みんなが情熱を持ってこの本づくりに取り組んでくださった。感謝しています。

 

商業出版の出版プロデュース

 

ー 最後に本を出したいと思われている方にメッセージをお願いします。

出版したいのでしたら勉強あるのみだと思いましたね。それも、ただやみくもに勉強するのではなく、正しい勉強です。一番の勉強は本を読むこと。大学教授の方がよくいうのは「小説を読んだときに心にひっかかったその何かを大切にしてほしい」ということでした。

 

私自身、その引っかかった何かを大切にするようにしていて、その結果出会ったのが「なんとなく淋しい」という感情でした。そこを突き詰めていった結果、出会いがあって本を出せました。

その「なんとなく」、や「何か」という部分を掘り下げて勉強していくことが大切だと思います。またこうして協力してくれる人たちが必ずいるので、ぜひ諦めないでほしいと思います。

 

 

いかがでしたか?

一般的に出版プロデュースという仕事は、プロデュースのみに力を入れている場合が多いです。出版に関する電話相談から有償になることも。

しかし、スタックアップは無料で電話相談を受けつけているだけでなく、その後の企画のブラッシュアップや出版社の持ち込みも成果報酬で対応いたします。

 

スタックアップでの商業出版なら企画の採用が決まってからの成果報酬で安心。

成果報酬にすることで門戸を広げ、社会のためになるコンテンツを持っている人が発信しやすい環境を作りたいと考えております。

 

私たちは後の世代に「本」という文化をつないでいくのが自分たちに与えられたミッションであると感じております。スタックアップが大切にしている信条は「本づくりによる文化の継承」です。

 

 

もし出版したいコンテンツがある方はぜひご連絡をください。可能性をそのまま眠らせるのではなく、それを形にして世間に発信していきましょう。

 

スタックアップでは1冊の本の出版がきっかけでメディアの取材や問い合わせが殺到し、著者が経営する企業が成長したり、個人に仕事の依頼が急増したケースがいくつもあります。

 

まずは無料相談から対応いたします。

またひとみしょうさんの「自分を愛する方法」はこちらから購入可能です。

 

商業出版の出版プロデュース

 

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