出版プロデューサーと装丁家に聞く!書籍装丁の裏側!

こんにちは。スタックアップ、ブログ担当です。
弊社は、本の企画立案〜出版社への提案、制作〜販売戦略までをプランニングする「出版企画・出版総合プロデュース」の会社です。

これまで多くの経営者様の体験談や情熱を「本」という形にまとめ、世に発信して参りました。

 

本日注目したいのは、本の装丁についてです。
書店で、目を引くデザインの書籍を見かけたことはありませんか?

思わずそんな本を手に取ってしまったり、そういうことがあることも少なからずいらっしゃるかと思います。

 

本日は、書籍の装丁をされている、有限会社ロクオ企画の六尾さんにお話をお伺いしてきました。装丁をデザインするときに何を意識しているのか、詳しく聞いて参りたいと思います。

 

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■装丁の仕事をする前は、パッケージのデザイナーをしていた

インタビュアー(以下:イ):まずはじめに業務内容について伺いたいのですが、本の装丁がメインの会社なのですか?

 

六尾さん:本に限らず、パンフレットなど、紙媒体を中心としたグラフィック関係全般の仕事をしています。

 

後尾:元々、六尾さんは包装容器の製造販売をする会社のデザイナーさんだったんです。そこでお米の袋や肥料などのパッケージをデザインされていました。

 

六尾さん:そうです。ハムやソーセージ、カニカマのパッケージデザインが多かったのですが、ビニール袋で商品を見せるから、袋にデザインできる場所が限られているんです。そのちょっとしたデザインが違うだけで売り上げがかなり変わります。

だからデザインもシビアでした。字の大きさやフォントを変えてほしい、みたいな修正依頼が多かったです。印刷の母数もかなりありました。

 

イ:パッケージや紙媒体もいろいろ作ってきた中で売れるパッケージとそうではないものというような勘を培ってきたのですね。そう言えば先日の軽貨物運送の装丁、すごい評判が良かったですよね。

 

後尾:良かったですね。たくさんパッケージを作っているからこそ弊社は六尾さんの仕事を信頼しています。

 

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■ブランディング出版は、装丁に関しても企業側の意見を重視することが多い。

 

イ:スタックアップで出版する場合、装丁はどのような流れで動いていくのですか?

 

六尾さん:まず、目次やタイトルだけを教えてもらいます。そこからイメージして2、3パターンをそれぞれ違う角度でデザインを起こします。それを提示して、話し合い、方向性を理解して絞っていきます。

 

イ:目次とタイトルだけでデザインを連想されるんですか?

 

六尾さん:言葉だったり、タイトルから連想されるものですね。あとは関連ホームページも見ます。コーポレートカラーや会社の色というのものがありますから。そういうところからヒントをもらいます。

 

後尾:こういう風に作ってくれという依頼もありますか?

 

六尾さん:もちろんご要望はあります。そういった場合は素材が届いたり、著者の顔メインでいきたいなどの情報をもらいますね。その方が内容が絞られますから時間的にスムーズにご提案できます。

 

後尾:この前扶桑社のクラフトバンドの本でも表紙の撮影からやりましたよね?

 

六尾さん:やりました。でもあれは扶桑社さんの方で動いてくださったので。そこから大まかなラフで文字の場所などの指示を頂きました。それがあるだけで全然違います。

 

イ:装丁のデザインに関しては、著者はあまり入ってこないんですか?

 

六尾さん:そうですね。

 

後尾:基本的に著者は装丁に関してはあまり口出しできないんですね。商業出版なら本は出版社のものですから。顔写真がNGとか、そういうことは言えますけどね。

 

六尾さん:スタックアップさんからの依頼の場合はビジネスものが多いですよね。中身を読まなくてもタイトルにそれっぽいキーワードが含まれている。「軽車両」とか「投資」とか。

 

イ:ビジネス書以外のものの装丁もあるのですか?

 

六尾さん:ありますよ。文芸などの物語の装丁もあります。

ビジネス系の本の場合、ビジネス書はタイトルにキーワードが結構含まれていますよね。それか著者の業種だったりでデザインをイメージしやすいところはあります。

 

イ:ブランディング出版の場合、装丁の行程は編集担当が決めるんですか?

 

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後尾:いえ、ブランディング出版では企業側からお金を出して頂いているので企業側の意見を優先することが多いです。商業出版の場合は費用を出版社が持ちますので、ある程度出版社側の意見を重視するようになっています。

 

◼️装丁のデザインを考える際、書店で積まれた時のインパクトを大切にしている。

 

イ:装丁を依頼する場合、タイトルの場所だったりそういう具体的なイメージは伝えますか?

 

後尾:僕が伝える場合はタイトルと目次と判型ですね。それとページ数も伝えます。ページ数によって本の見た目も変わりますから。そういったことを伝えてデザインをお願いします。

 

イ:六尾さん、その場合はデザインの構成はゼロから考えるのですか?

 

六尾さん:そうですね。2、3案を提出して、後尾さんに打ち合わせをしてもらって、フィードバックしてもらうようにしています。縦はやめようとか写真を変えようとかそういう意見が多いです。

 

イ:後尾さんが最初の打ち合わせをされる際、著者側からデザイン提案をされることはありますか?

 

後尾:あります。写真を使ってくれと言われたりします。その場合は、そのイメージを重視します。佐藤社長の「元自衛官の自分でも社長になれた: 革新的ビジネスモデルのヒントがここにある!」などは自社キャラクターを入れたいとの要望を頂いたので入れました。

柔道整復師の方で、店舗の写真を使ってほしいと言われたこともありますよ。

 

イ:色使いなどはどのように決めるのですか?

 

六尾さん:書店で積まれた時のインパクトを大切にしています。後は題名のどこを一番見せたいのか、とかですね。そこの優先順位を考えています。黒は強く見えるので、青色のフォントを少し太くしてみたり、そういうことをしていますね。

 

ブランディング出版、出版プロデュースはスタックアップへ

(日本の軽貨物運送優良企業30社の装丁)

 

イ:印象に残っているデザインはありますか?

 

六尾さん:大学の先生が出す本で、2日に1案のペースで装丁の提案をあげていた事があります。

1点につき2案。1案はなんとかなても2案目はきついこともあります。2案目はあえて真逆のデザインにしてみたり。明るい雰囲気と暗い雰囲気の2案とか。とにかく思いつくことを全部やっていました。

この仕事で今の自分のアイディアの引き出しが作られていったと思います。

 

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◼️これまでに500冊の装丁を手掛けてきた大ベテラン

 

イ:今まで合計何冊分のデザインをされてきたんですか?

 

六尾さん:500冊くらいですね。上には上がいますよ。もっと多くの本を手掛けられている有名な装丁家はこの世にたくさんいます。

 

イ:デザインって大変なお仕事ですよね。クライアントさんがデザインの要望がなかったりするとそちらのほうが大変ですよね。

 

六尾さん:ありますね。そういう場合、自分だったらこう考えますということは提示します。

 

イ:デザインという仕事の領域ってものすごく広いんだな、と思いますね。

 

 

◼️出版プロデューサーから伝えられた言葉から、イラストや表紙の構成を想像する。

 

後尾:ビジネス書を依頼していることが多いですが、その際に気にすることって何ですか?

 

六尾さん:タイトルのインパクト、全体の印象がどう伝わるか、の2点ですね。

 

後尾:エモーショナル経営はイラストを入れてもらったのですが、編集者からはタイトルを大きくしてほしいと指示がありました。タイトルを目立たせるためなら絵も大きくしたほうがいいと思いましたが、バランスについてどう考えていらっしゃったんですか?

 

六尾さん:この場合、”エモーショナル”は一行に入れないといけないですよね。改行しても良かったけれど、伝わりづらくなってしまいます。「エモーショナル経営」って造語ですから、文字だけを見てもわからないんです。だからタイトルよりもイラストを先に見てもらおうと思いました。そこで文字と絵の場所を決めて行きました。

 

「デジタル」という文字を見せようとも考えたのですが、デジタルというワードは今ではあまり新しくないですから。イラストにはエモーショナルを意味するハートを使いました。その面積の中でイラストが決まれば後はタイトルの配置になってきます。

 

イ:そういう裏側があったんですね。装丁の世界に関するお話をお伺える機会は少ないのでとても新鮮でした。ありがとうございました。

 

 

 

 

日頃何気なく見ている一冊の本にも、装丁を含め様々な仕事が関わっています。

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