企業出版の成功事例まとめ!どんな効果?気になる費用は?

企業出版費用

本の企画から販売戦略までをプランニングする出版企画・総合出版プロデュースの会社、スタックアップです。

今回は、これまでにスタックアップが手がけた企業出版の事例をどーんと7つほどご紹介します。

「こんな使い方あるの?!」

「ここまでの効果があるの?!

「うちの会社でもやってみたい!」

……などなど、お読みになった後の皆さん声が聞こえてきますよ(笑)

企業出版とは?

最初に企業出版について簡単にご説明します。

企業出版とは端的に言うと主に企業のブランディング・集客などの経営課題を解決するために行う出版方法です。

企業出版のメリットとして挙げられるのは

  • 著者・企業主導の内容を作れる
  • 信頼性・信ぴょう性が高い
  • 他媒体へ展開しやすい
  • 長期的な効果

などがあります。

近年ではWEB媒体によるブランディングや集客が多く見られますが、WEB媒体の宣伝というのは、信頼性・信ぴょう性が低いものもあり、短期的な効果になりやすいです。

一方で、出版による効果は信頼性・信ぴょう性が高く、長期的な効果が見込めます。活字離れという言葉が多く聞かれるようになりましたが、それでも書籍による影響は未だに強いものと言えるでしょう。

企業出版は顧客獲得のためだけではなく、企業理念の浸透や社長の想いなどを伝える手段にもなり、従業員の意識を高める施策にもなります。社外だけではなく社内にも効果を発揮する企業出版の可能性はまだまだ広がりそうです。

【企業出版の成功事例】主婦から起業家へ。書店で平積みされることの効果

企業出版におけるシンデレラストーリーといえば、株式会社エムズファクトリー代表取締役であり、一般社団法人クラフトバンドエコロジー協会代表理事の松田裕美氏をおいて他にありません。

松田氏は今でこそ女性起業家としての地位を確立していますが、元々彼女は「主婦」だったというから驚きです。起業のきっかけは、ママ友繋がりでたまたま参加したクラフトバンドの手作り講座。決して器用ではない彼女でしたが「こんなに安価に、こんなに簡単に、こんなにかわいいバッグが作れてしまうんだ!」と感動し、そこからみるみるクラフトバンドの沼にハマっていったのです。

やがて教室を開き、やがてECサイトを立ち上げ、法人成りをしましたが、今ひとつ認知度に欠ける

と思った松田氏は、自社出版として本を出します。しかし、やはりそこは自社出版の限界なのか書店では扱ってもらえずにインターネットでの販売にとどまり、反響もいまいちだったとか。

クラフトバンドの魅力をより多くの人に伝えたいという強い想いがあるにも関わらず、その方法において行き詰まりを感じていたある時、スタックアップ代表である後尾との運命の出会いが!

それは女性経営者が共著する本の出版記念パーティーでした。偶然にも後尾と同じテーブルになった松田氏は、後尾が出版プロデューサーと聞くやいなや、すぐさま「書店に本を並べたいんです!」と掛け寄ったとか。初対面にも関わらず、松田氏の熱意に押し切られた(笑)後尾は、松田氏と仕事をする覚悟を決めます。

この企画が動きはじめて間もなく、とある出版社から3冊まとめて出版しましが、大きい書店でこそその3冊は稀に見かける程度で、街のの本屋には全然置かれていない状況でした。しかし、後尾は根気強くその後も出版した本を持って、あちこちの出版社に掛け合いました。その甲斐あって出版大手の学研から自費出版として一冊本を出すことが決まったそうです。これが大ヒットとなり、次に出す本はなんと学研の自社企画として出してもらえることになったのです。

学研での成功をきっかけに、扶桑社、朝日新聞社、牧野出版など様々な出版社からもお声がかかり、今までに約15冊の本を出版しています。本はいずれもクラフトバンドのレシピ本ですが、出版するごとにクラフトバンドのファンが増え、そして協会の会員数も増えるという理想的なスパイラルになっています。今では協会の会員数は10万人を超え、会社の業績も成長の一途を辿っているとのこと。企業出版の理想形がまさにここにあるといっても過言ではないかもしれません。

 

【企業出版の成功事例】「本は従業員に気持ちを伝えるためのツール」会社の歩みと理念を一冊の本に集約!


学校向け写真のネット販売事業を手がける株式会社ハッピースマイルの代表である佐藤堅一氏は、元自衛官という異色の経歴の持ち主です。

ハッピースマイルではミッション・ステートメント(企業理念)を社員全員に配り、テストも実施し、週に一回の全体朝礼で社員と企業理念を再確認するなど、社員教育に余念がありません。

佐藤氏はこれまでに2冊の本をスタックアップから出していますが、企業出版を決めた理由は大きく2つあるとのこと。1つは、従業員に対して自分の思いを伝えたかった、そしてもう1つは、自分の記憶を本という形に残したかった、ということです。

1つ目の、「従業員に対して自分の思いを伝えたかった」というのは、今の順風満帆な経営しか見ていない従業員に対して、創業時の経営状況を知ってもらうことが重要だと考えたからだとか。電話がならない日々、先の見えない不安、微々たる売上……これらを知った上で、「今目の前にある仕事は当たり前ではない」ということを伝えたかったそうです。

2つ目の、「自分の記憶を本という形にして残したかった」というのは、「創業して10年、その時々で色んなことがあったわけですが、振り返ってみると全ての出来事を思い出すことができないと思ったのです。そこで、衝撃的な大きな出来事だけでなく、昔の出来事全てを思い出すことで、いつでも初心に戻ることができるように自らの記憶を残したいと考えました。」とのこと。

さらに、「子供達に私の仕事のことを伝えたいという気持ちもありますし、これから起業したい方々に向けても、自分の記憶を通して背中を押せたらいいな、という考えもあります。」だそうです。

また、社外に向けた活用としては、お客様である保育園や幼稚園では営業に行く際に本を渡した佐藤氏。それが理念やサービスについて知ってもらうきっかけにもなり、会話のきっかけにもなったのは嬉しい効果です。さらに新規開拓の営業に来る方にも会社の説明をしなくて済むようになり、「この本を読んでください」この一言で会話を終わらせることができるそうです。

会社のこと、自分のことを社員に伝える手段として企業出版を選んで、それが良い意味で想定外の広がりを持った事例ですね。
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【企業出版の成功事例】スタートアップと企業出版のWin-Winな関係。ビジネス拡大にあえて”本”を選ぶ理由

BtoBセールス支援事業を展開する株式会社DORIRUの代表 小林竜大氏は、自社が提唱する営業メソッド「BDR戦略」を広く周知させたいとの想いで、“本”というまとまった形でBDRを紹介することにしました。

しかし単に「BDR戦略」を広く世間に周知させようとしただけではなく、その根底には2つの狙いがありました。

1つは自社の新入社員教育ツールとしての活用です。DORIRUの新入社員の中には営業経験者もいますが、ほとんどの人が未経験で入社してきます。そのような人たちに一から営業というものについてオンボーディングをやるとなると膨大な時間がかかってしまうのでオンボーディングの内容を補完する意味でBDRについてはこの本を読んでもらうようにしたとのこと。

もう一つは自社の営業獲得のツールとしての活用です。DORIRUでは毎年継続的に30%の成長を目標としていますが、既存案件だけでは成長に限界があるので新規案件獲得のインサイドセールスに力を入れています。つまり自社のBDR戦略のために企業出版を選んだわけです。

通常のインサイドセールスでは、私たちがターゲットとしているエンタープライズ企業の担当者までなかなかリーチできないのですが、実際に本があることにより商談機会をいただくことができるようになったそうで、企業出版したことによりお問い合わせや受注件数が大幅にアップしたそうです。

このように、スタートアップも自社のビジネスにおいて企業出版を柔軟に取り入れて、確実に効果を発揮しているという好例です。

 

【企業出版の成功事例】専門性の高い分野こそ、”本”という信頼できるメディアで正確に伝える


専門性の高い医療分野でも企業出版は効果を発揮しています。

「地域医療に生きる」は、茨城県の医療過疎地で循環器専門のクリニックを開いたある医師のノンフィクションですが、この本では地域医療の厳しい現実だけではなく、そのような中でも高度な医療を提供していることをわかりやすく伝えるなど情報発信手段として機能しているのです。

医師である黄 恬瑩(こう てんえい)氏が企業出版を決めた理由としては、クリニックの先進性や取り組みが地域全体に十分に周知されていないと思ったからです。

そもそもの開業のきっかけとなったのは、「必要な人に必要な医療を届けたい」という思いがあったからですが、そのためにはまずクリニックの存在を知ってもらうことが重要だと考えました。医療過疎地のクリニックとして、地域の住民の健康を守ることは使命です。そこでまずはクリニックの存在を知ってもらい、何かあった時の選択肢の最初にくるように周知させる。そのために、あらためて企業出版という形で地域に対して広く情報発信をしようと思ったそうです。

企業出版という形をとったのは、書籍の信頼性によるものです。

情報発信の手段が多様化している現代であっても、やはり高齢者の方も含めて幅広い年代の方に馴染みがあり、かつ安心感のある書籍という形で情報発信することがベストだと考えたとのこと。

ところが、実際に企業出版をしたところ、一番の目的であった地域の住民への周知とは別に思いがけない効果もあったそうで、それは市長さんが読んでくれたこと。

本を読んで大変感動した市長さんは、なんと市の図書館全てにこの本を置きたいとのことで市の予算で一括購入してくださったから驚きです。

形のある本ならではの広がりが、この企業出版では実現されました。

地域医療に生きる

 

【企業出版の成功事例】ビジネスツールに振り切った活用。企業出版で成約率アップ!


人事評価制度の支援サービスを提供している会社が、企業出版をしたことによって成約率がアップした事例です。

その会社では、自社で扱っているサービスが無形商材であることから、商談時にサービスの説明が難しいという問題がありました。「人事評価制度の支援サービス」を提供していると言われても、サービスのメリットどころか、その内容すら正確にお伝えできない状況だったとのことで、企業出版をする前にはセミナーを開いて、自社サービスを紹介していたそうです。

ところが、セミナーではどうしても時間が限られていますから伝えたいことを全部伝えるのは不可能に近く、また営業担当者がセミナーに参加しても、会社に戻って決裁権のある上長に伝える段階になってうまく説明できないということもあり、セミナーを開催しても効果はいまいちでした。

そこで、自分達のサービスをできるだけ詳しく且つわかり易く伝える手段として、企業出版を選びました。

本はセミナーと併用して活用しました。具体的にはセミナーへ来場された参加者に本を渡し、会社に持ち帰って改めてその本を読んでいただきます。本を通して成功例などを知ることができる上に、さらにセミナーに参加した人事担当者から社長へ、また別の社員へなどと本を会社内で回し読みできます。説明が難しいサービスでも、人事担当者から決裁者である社長にその本さえ渡れば、サービスの必要性を感じてもらうことができるということです。

結果として、その会社はセミナーの集客数も増えて成約率が右肩上がりに何倍も上がったそうです。それだけでなく、計画性を立てて企業出版を行った結果、出す本がどれも売れました。最終的にはその本の売れ行きが出版社に伝わり、企業出版ではなく商業出版として、出版社から直接オファーが来るようになりました。

 

【企業出版の成功事例】採用は量より質。本を読んで理念に共感した人から多数の応募!


企業出版を採用に役立てている例をご紹介します。

株式会社givers代表取締役、安藝泰弘(あき やすひろ)氏は、現在国内に100店舗以上の整骨・整体院を運営していますが、事業規模が大きくなるにつれてあらためて採用活動の重要性を感じるようになりました。

もともと社員教育を重視していた安藝氏。会社がまだ小規模だったころは社員と直接顔を合わせて会社の理念や自分の考えを伝えていましたが、会社が大きくなるにつれ、それも段々と難しくなってきました。そこで、「私の人間性や、会社のイズムを理解してもらえる」手段として、企業出版を決めたそうです。本は入社した社員には初日に配り、入社して1ヶ月以内に読んでいただき感想文をもらっているそうです。

しかし、社員教育にとどまらず、企業の説明会でも本を配布するようにしましたが、これがさらに効果を発揮します。

活字離れが進んでいる昨今ですが、説明会で配布した本をほとんどの学生さんは読んでいたようです。そして、その中から採用に至った方は会社を理解してから入社しているので、離職率も低いとのこと。

安藝氏としては一気に社員を集めるよりも、社風を重視して合っている人を集めたいと考えていたので、まさに企業出版は採用にとっても有効な手段となりました。

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企業出版に興味をお持ちでしたら、ぜひスタックアップにご相談ください

ここまで企業出版の成功事例をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

表現媒体が多様化する時代に、あえて”本”=企業出版という選択をすることは勇気のいることかもしれませんが、その効果は期待以上かもしれません。

企業出版に興味のある経営者の皆さま、ぜひお気軽にスタックアップまでご相談ください。

最高の一冊を共につくりあげましょう。

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