正直に話します。出版プロデューサーの失敗談。
こんにちは。スタックアップ、ブログ担当です。
弊社は、本の企画〜販売戦略までをプランニングする「出版企画・総合出版プロデュース」の会社です。
代表の後尾が自ら取材にも同行し、多くの経営者様の体験談や情熱を「本」という形にまとめ、世に発信して参りました。
出版プロデュースと聞くと、なんだか洗練された「The 成功パターン」のようなフレームがあるように聞こえませんか?
スタックアップでも数々の出版実績を重ねベストセラーも輩出していますが、それも皆さんのビジネス同様、最初から何もかも上手くいく方法を見いだせていたわけではありません。
過去にどのような失敗があり、そこから何を学んできたのか。
社長の後尾は何でも包み隠さず話してくれるので、今日はそんなところも白状していただこうと思います。(笑)
■出版プロデュース、やってきたから語れる過去の失敗談
インタビュアー(以下、イ):後尾さん。タイトルからお察しのように、今日は過去の失敗談を教えてもらおうと思っています。そこに学びが詰まっていそうだと思ったので。準備はよろしいでしょうか。
後尾:そうですね。話は尽きませんよ。(笑)
まずこの出版プロデュースの事業を始めた当初はベストセラーを狙っていきたいという思いがすごく強かったんです。よって商業出版ができそうな人達をターゲットにしていました。
その中の一人が某有名学習塾の社長さんです。
流石に出版社からもGOが出て難なく企画は通りました。しかしいざスタートしようとなったときに、著者さんは自分が今までやってきたことを本にしたいと言っていたのですが、出版社側はその学習塾でやっている教育の内容が知りたいと。
それはそうですよね。塾に行かなくてもできるというノウハウがわかれば売れます。意見が合わずずっと平行線を辿って、最終的には企画自体がお蔵入りしてしまいました。
イ:おおお。まさに著者さんと出版社さんとのギャップが見えますね。
後尾:これがどういう知識経験になっていったかと言うと、商業出版は著者の意向で出すのは難しいということです。
いい例がもう一つあります。
■ビジネス界の有名人でも企画は難航する!?
後尾:某有名企業の社長に出版のオファーをしたときのことです。御本人からはOKをいただき、「この人なら絶対にベストセラーになるだろう!」と私自身は思っていました。
だってこんなにビジネス界で有名なんだからって。疑いもしませんよね。
しかし出版社を10社くらい回って全部断られてしまったんです。「え!?なんで!?」という気持ちです。絶対売れると思っていたのですが、出版界での有名人とはちょっと違っていたんですね。編集の人達はその人のことを知らない。「あぁ、そういうものか」と思い知りました。
出版社が売れると考えるものや企画というのは市場にターゲットがいて、その読者層の人達が知っている人物でないと通りにくいということなのです。
■絵本業界は新規参入が難しい
イ:他にも学びになった経験はありますか?
後尾:昔絵本を出したことがあって、絵本を出したい人というのは結構いっぱいいるんです。
その時はほぼ自費出版だったので成立したのですが、しかし実は絵本というのは非常に難しいジャンルで。なぜ難しいかと言うと、子供が絵本を買うわけではないからです。
絵本を買うのは主に母親や父親。
そのお母さんたちは、自分が「昔これ読んだ!」と良かった本を今でも買うんです。なので新しい作家さんがなかなか育たない。
イ:言われてみれば…。そうですね!読みつがれている感じですね!
後尾:決まったタイトルを買うでしょう?自分が子供の頃読んだっていうのを読み聞かせている。なので企画もなかなか通らないのです。
■皆さんは小説を選ぶとき、何で選びますか?
イ:出版社さんへの持ち込みって、小説もかなり多いですよね?
後尾:小説は本当に狭き門です。小説ほど出版社に送られてくるジャンルはありません。
一方で読者は小説を買うときに何で選んでいるかというと、あまりタイトルでは買わないんです。著者で買うんです。
「この人の小説好きだから新刊買おう!」と、作家さんにファンが付いているんですね。新しくファン層をつくるのは、これは容易ではありません。
出版社がよほど作家さんを抱え込んで、そのセンスを見込んで売り込んで行かないと売るのは難しい。なので小説の分野は中小の出版社はほぼ手を付けていないんです。大手出版社のみ。
大手出版社さんは書店に棚を確保していますから、そこに著者ごとに本が並んでいますよね。
なので弊社でも小説を扱うのはやめました。
■ブランディング出版に関する失敗談
イ:かなり学びの多い道のりを歩んできていますよね!最後にブランディング出版に関する教訓があれば教えてほしいです。
後尾:以前、これからあるビジネスをやっていきたいからその集客のための本を作りたいという方がいらっしゃいました。企画も決まって取材もやって、出来上がってきた原稿を提出して。そしたらビジネスの展開が変わったからちょっと待って欲しいということになったんです。
最終的には企画自体がお蔵入りとなってしまったんですね。
そこから得た教訓というのは、出版には「本当にそのビジネスを世に広めたいと思っているのか」という意気込みというか、相当な意思がないと二人三脚で最後までたどり着けないということを学びました。強い意志です。
なのでビジネスの初期段階よりも、方向性がしっかり明確になってから出版を考えることを私はおすすめしています。ビジネスには今日の私の話のように色んなハードルがありますよね。
そういった様々なケースごとに、ここではこうした方がいいと、そのビジネスの領域で語れるくらいであれば、より本を使っての説得力も増してきます。
■出版プロデュースの成功例!多くの実績があります。
ここまでは代表の後尾が赤裸々に失敗談を語ってくれました。今でこそ出版のトータルプロデューサーとして多くのお客様から支持していただいているスタックアップですが、こんな多くの失敗を経験してきていたのですね。
ここからは、実際に弊社の出版プロデュースによってPRに成功したというお客様の成功談をご紹介します!数多くの失敗に裏打ちされているからこそ、スタックアップは様々な業界のクライアントの様々なケースに対応することが出来ます。
・スタックアップの出版プロデュースをご利用された経営者の皆様。
アイビーシー株式会社 代表取締役社長 加藤裕之様
加藤様の会社は当時企業として伸び悩んでおり、何とか状況を変えたいという想いを社長がお持ちでした。
そこで目を付けたのがブランディング出版。著書では会社のこれまでの歴史をストーリーとしてまとめ、また経営者としてご自身がどんな考えを持ってこれまでの人生を歩んできたかということを語られました。
スタックアップは出版プロデュースという形でこの出版に関わらせていただき、学研プラス社より「デジタル時代を生き抜く【エモーショナル経営】」というタイトルで本を出版することができました。
ご著書で加藤社長は、今ある仕事や環境が当たり前とは思わず、壁にぶつかり這い上がってほしい、と訴えかけています。ご自身の想いを本の中で語ることで、社員とのコミュニケーションを図り、会社として一致団結するツールにもブランディング出版はご利用いただけます。
株式会社M’s factory代表取締役 松田裕美様
松田様はクラフトバンドの魅力を世の中に伝えるためにブランディング出版をご利用されました。これが大ヒットし、2014年に「簡単!かわいい!クラフトバンドですぐできる!」(学研)を発売してからというもの、学研、扶桑社、朝日新聞社、牧野出版など様々な出版社からオファーが絶えないほどの人気を博しました。著書は売上20万部を突破し、ヒルナンデス、にじいろジーン、マツコ会議など、2018年だけで11本のテレビ番組出演も果たしました。出版以降クラフトバンドに関する問い合わせは前年比6倍以上を記録し、会社の業績も好調とのことです。
一般社団法人愛商塾代表理事 阿部観様
阿部様は軽貨物運送業界を盛り上げたいとの想いでブランディング出版を決めました。というのも、軽貨物業界は閉鎖的でなかなか業界の内側が見える出版物がこれまで存在していなかったためです。スタックアップではこの想いを叶えるために、「軽貨物運送で成功した10人の社長たち」(学研マーケティング 2015)というご著書の出版プロデュースを行いました。この出版を機に阿部様のもとには採用に関する問い合わせが相次ぎ、これまで東京と愛知にしかなかった事業所を北は北海道から南は九州まで増やすことにつながったそうです。
■スタックアップのカリスマ出版プロデューサーをご紹介!
プロモーションの起爆剤となるブランディング出版。弊社の出版プロデューサーはこれまで数々の出版を手掛けてきたカリスマたちです。
取締役・プロデューサー 平田静子
1969 | 株式会社フジテレビジョン入社 |
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1984 | 株式会社扶桑社へ出向 宣伝部にてPR活動 書籍編集部 編集長 雑誌CAZ編集長 書籍編集部 部長 上記を経て同執行役員、取締役、常務取締役などを歴任 |
2000 | 「チーズはどこへ消えた?」出版プロデュース |
2007 | 「象の背中」(秋元康原作)を出版プロデュース 映画 「象の背中」(松竹配給)のエグゼクティブプロデューサーを務める |
2010 | 株式会社フジテレビジョン、株式会社扶桑社 退職 |
ヒラタワークス株式会社 設立 | |
独自でも出版プロデュースを展開 | |
2013 | 株式会社スタックアップ 取締役就任 |
2016 | 株式会社サニーサイドアップキャリア 代表取締役就任 |
2020 | 株式会社サニーサイドアップキャリア 退任 |
■扶桑社での実績
アメリカインディアンの教え / チーズはどこへ消えた?
世紀末クイズ / バツイチの女たち / HIDE写真集 / 涙の谷
ひびのこづえ作品集 / 16週 / 新しい歴史教科書
新しい公民教科書 / 戦う男、ベッカム
松田優作全集 / すごいやり方 / 「国民の歴史」など国民シリーズ
料理の鉄人、他
その他、タレント写真集、エッセイ、フジサンケイグループ連動本、ディズニーブック絵本、教科書、社会派の本などあらゆるジャンルの単行本を出版プロデュース。
福田和子(松山ホステス殺害事件)自身による手記『涙の谷』は、のちにTVドラマとなる。
平田が大切にするのは「強くしなやかな芯」。自分の感性と好奇心を信じて、既成概念に囚われない形で行うプロデュースは、扶桑社時代から多くのベストセラーを出してきた実績に裏付けられています。
現在もスタックアップの取締役・プロデューサーとして一線で活躍をしており、各界の著名人から絶大な信頼を得ています。
代表取締役・プロデューサー 後尾和男
2010 | 創業73年目 新灯印刷株式会社 代表取締役 就任 |
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2013 | 株式会社スタックアップ 設立 |
2014 | 運送会社 株式会社ストレート設立 |
2015 | 製本会社 SS製本株式会社 代表取締役 就任 |
株式会社テクノアート 代表取締役 就任 | |
取引出版社50社以上 |
■これまで出版プロデュースしてきた業種
運送業 / 小売業(クラフトバンド) / 人事コンサル業 / 鍼灸整体師 / 書道家 / アイドル / プロスタントマン / 高校野球の監督 / 保育園経営者 / 営業代行 / 販売会社 / レコード会社経営者 / 証券会社顧問 / 経営者の会代表 / 有名コピーライター / 大手投資信託会社経営者 / SNSブログ女王 / 医者 / 超有名パーソナルトレーナー企業 / 経営アドバイザー / 美容コンサルタント / 化粧品販売会社 / アトピー経験者(NPO法人) / 出版プロデューサー / ネイルサロン経営者 / まつげエクステ経営者 / プロビリヤード / 不動産関連NPO法人理事長 / 女性活躍支援団体理事長 / 結婚相談所経営者 / 調剤薬局経営者 / 人気デザイナー / 金融コンサルタント / 写真販売代行サービス経営者 / 眼鏡屋さん経営者 / 料理研究家 / ITセキュリティ会社経営者 / 飲食店経営者 / 英会話教室経営者 / 食の空間プロデューサー、他
母体企業である新灯印刷が創業70周年を迎えるのを機にスタックアップを設立。「100年経っても必要とされる企業」を目指し、豊富な経験、各出版社とのコネクションを活かして出版企画のトータルプロデュースを行っています。
実用書・ビジネス書を中心に多くのヒット作を出しており、常に出版の依頼が絶えません。常に著者に寄り添う温かな人柄でクライアントから厚い信頼を得ています。
■一流プロデューサーがあなたの出版をプロデュースします!
スタックアップはあなたの会社、商品をPRするブランディング出版を中心に、企画から出版までトータルでサポートする出版プロデュース会社です。
在籍しているプロデューサーはみな数多くのベストセラーを生み出してきた一流のプロデューサーたちです。スタックアップではこの一流プロデューサーが無料で出版の相談を承ります!
ベストセラーを生み出してきただけでなく、出版の目的や本のあるべき形を大切に考え著者様に寄り添う「一流の出版プロデューサー」に相談してみませんか?
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