「本は出版した時が始まり」提携出版社に聞く!本づくりに対する情熱(前編)

2019年7月20日

こんにちは。スタックアップ、ブログ担当です。

弊社は、本の企画〜販売戦略までをプランニングする「出版企画・総合出版プロデュース」の会社です。

 

そしてこのブログでは提携先の出版社や、出版プロデューサー、編集者など協力パートナーの方々にも積極的に取材させていただき、出版にまつわるコンテンツをできる限りわかりやすくお伝えしています。

 

本日は提携先の一社である

株式会社クロスメディア・マーケティング

マーケティング・コミュニケーション第一事業部

エバンジェリスト 菅一行さんにインタビューさせていただきました。

 

これまでのご経歴や、菅さんのプロデュース方法について伺いました。

 

ブランディング出版、経営者の出版プロデュース

■企業にリターンが大きい自費出版を。

インタビュアー(以下:イ):まず最初に、クロスメディア・マーケティング様は出版社…で合っていますよね?

 

菅さん:出版社なのですが、皆さんがイメージされる出版社とは少し色が違います。株式会社クロスメディア・マーケティングの母体は、企業出版を行う株式会社クロスメディア・パブリッシングです。クロスメディア・マーケティングは当初その中のマーケティング部門として存在していました。

 

そこから徐々に形態を変えて現在では、書籍をどうすれば想定するターゲットに届けられるか、といった広告代理業やプロデュースをマーケティング視点で行っている独立した会社になっています。その本を使ってセミナーを開いたり、企業のブランディング・PRに使いましょう、ということも提案しています。

 

 

私たちが取り扱っているのは基本的に自費出版です。自費出版は書店側も企業側も出版社側もあまり喜んではくれません。積極的に書店や出版社が売り出すこともないですし、企業側へのリターンも多くはありません。本を作って終わりではなく、どうにかして企業側にリターンが出るように設計できないか、ということを常に考えています。

 

私はこの会社に中途入社ですが、入社した時に出版業界っておかしいなと思ったんです。元々はWeb業界で数字に囲まれていたのですが、出版業界は数字をあまり扱わないなと。何冊作って何冊が流通して何冊売れたのか。そういう効果測定をしている会社が少ないように感じます。ですので自費出版をしていただくなら、私たちがその企業のマーケティング部のように入り込んで、その企業の魅力を発信しようというやり方を提唱しています。その方法に変えてからは私たちがプロデュースした本を読んでその企業の商品を買う読者ができたり、お喜びいただいている声を聞くようになりました。

 

 

■本は出版したら終わりではない。あくまでも起点。

 

イ:マーケティング視点というと、あくまでも本はツールの一つということですか?

 

菅さん:そうです。別に本でなくてもいいんです。チラシでもWebサービスでもいいんです。しかし私たちは母体が出版社ですので、その強みとして「広告に見えない本」として成立させることができますよ、というお話をしています。

 

だとしても本はあくまでも起点です。本を出版したら次はセミナーや新聞広告、雑誌広告など様々なスケジューリングをします。それからamazonの販売ルートをつくること。

 

イ:販売ルートといいますと?

 

菅さん:amazonって、なんとなく書店の一つとして考えがちですよね。でも、amazonは業界で言えば売上の3割を占める店舗なんです。なので単行本だけではなく最初から電子書籍も作るようにしています。読み放題に設定したり、販売前から広告を使って競合他社の本とぶつけたり、そのキーワードで検索すると一番上に出るようにしたり工夫できるんです。小さいなら小さいなりの戦略で本の売り方を考えています。

 

そしてamazonの販売ルートを作り上げるようになって重版率が上がっています。私たちは本がどうすれば読者に届くのかということを考えていますので、内容に関してもいかに商業ベースの企画に見えるようにするかを考えています。自費出版は全ての内容を出してしまいがちなので、続きを知ろうとする読者が少ない。ドラマの続きが気になるように、公にする内容もどこまでにするかを話し合っています。

 

ブランディング出版、経営者の出版プロデュース

 

 

■第3者の視点に立って、話を進める。

 

イ:確かにドラマを見始めると翌週が待ち遠しいですよね。

 

菅さん:それと同じです。その他に注意しているのは本を出したい人は同業者を意識してしまっていること。同業者にどう見られるか。しかし本は同業者よりも圧倒的に入門者とか素人、その会社を知らない人が読むものです。

専門的なことよりもそちらの読者層に向けてしっかり話さないといけないんです。そこを出版したいという企業様や経営者の方々、社内の方々に啓蒙するところから始まることが多いです。

 

自分のために本を作るというより、営業部や広報、人事がどうすば業務で使えるかというところまで話します。この本は売上を上げるためのツールなのか?それとも人材確保のためのツールなのか?インナーブランディングかアウターブランディングか、そういったことを最初にヒアリングします。

 

ブランディング出版、経営者の出版プロデュース

 

イ:本当に「出版」の枠に留まらないマーケティングの一貫ですね!菅さんのお仕事って「編集者」になるのですか?

 

菅さん:いえ、実際は営業なんです。私自身、営業という意識はあまり持たないようにしていますけどね。企業に役立つ情報を伝えたいなと考えています。

 

イ:出版プロデューサーでもないということですか。

 

菅さん:個人的にはプロデューサーよりもディレクターなのかな、と思っています。どういう戦略があった上でどんな本を作るのか。先方もサポートしながら、こっちもメンバーを集めていくっていうところなのでディレクションですよね。

 

今何が足りていない、競合はどうだ、ターゲットはどうだ、そういうデータを引っ張ってきて対処法を考えています。本を出したい側のターゲットと実際の購買層にギャップがあることもあります。なのでそのギャップをいかに埋めるかということを考える役割です。

 

そして「会社が勝手に本を作った」とならないように、営業の社員の方にはここを読んでほしいという説明をしたり。本を出すことで満足せずに社員さんも巻き込むことを意識しています。

 

イ:ありがとうございます。後半は菅さんの経歴についてお伺いしていきたいと思います。

 

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