出版プロデューサーに聞く!長く読み継がれる本の条件

2018年6月13日

株式会社スタックアップ編集部の社員Tです。売れる本を出版することを目指して、出版企画プロデュースを日々勉強中です。

本日は弊社の代表取締役で、出版プロデューサーでもある後尾(ごのお)に、「本を出すことの素晴らしさ」という真っ直ぐなテーマで話を聞きました。
今、本を出版したいと考えている方や、本を出版することなど考えたこともなかったという方にも、是非読んでいただきたい内容です!

本にハマったきっかけ

インタビュアー(以下、イ):今日はよろしくお願いします。
早速ですが、後尾社長は昔から本が好きだったのですか?

後尾:元々はそんなに本が好きだったわけではないよ。僕は文学少年じゃなくて、ずっと体育会系だったから「本とは無縁」と言ってもいいかもしれない。ちゃんと本を読み出したのは大学時代に『信長の野望』(※パソコンやゲーム機向けの歴史シミュレーションゲーム)にハマってから。
イ:私もやりました。桶狭間以前のシナリオ選んで上杉で武田を倒すのが好きでした。あと姉小路家とか河野家で頑張るとか。
後尾:あるあるだね(笑)まあ、それがきっかけで歴史が好きになって、司馬遼太郎を読み始めた。そこが僕と読書の出会いかな。

イ:後尾社長の考える、本の素晴らしさとは何ですか?

後尾:本には「自分の生き方すら変える可能性がある」ということ。
数年前に僕がハマった『GIVE & TAKE』という本で
「ギバー(人に惜しみなく与える人)」
「テイカー(真っ先に自分の利益を優先させる人)」
「マッチャー(損得のバランスを考える人)」

もっとも成功するのは誰だろう。
という心理学者が教えるビジネス書。これがすごくインパクトがあって、このGiverという生き方は今でも僕の理念にしているくらい。

出版してきた中で印象に残っている本

イ:「本には生き方すら変える可能性がある」ってステキな言葉ですね。今までで印象に残っている本を教えてください。
後尾:それは沢山あるよ。本には全部思い入れがあるから。その中でも特別なのは会社の理念のきっかけになった、絵本かな。

イ:後尾社長と絵本という組み合わせは意外な感じがします。

後尾:毎日仕事で遅くなり家に着く頃には、子供たちも寝る準備をしているような生活をしていて。その時に、子供たちが絵本を読んで泣いていた。
そのとき「ああ、こうやって、本は次の世代に読み継がれていくんだな」って、すごく感動した。それが本の素晴らしさを再認識した瞬間。
そこから本の役割は『文化の継承』だと確信して、会社の企業理念にしたんだ。

長く読み継がれる本はどうやって生まれる?

イ:会社の理念の裏側には感動的なエピソードがあったのですね。でも確かに、長く読み継がれる本は何か力がありますよね。

後尾:そうだね。例えば、デイル・ドーテンの『仕事は楽しいかね』だとかナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』という本はこれまで50刷くらいされていて、ずっと読み継がれている。『思考は現実化する』なんて80年以上前の本だけど、いまだに読み続けられている。そういう本を作ることにはやっぱり夢があると思う。

今の子供たちが大人になって人生に迷ったとき、僕たちが出した本に勇気づけられることがあるかもしれない。彼らの背中を押すことも、視野を広げてあげることもできる。本にはそれだけの力があるんだ。
イ:この先何年経っても、将来の子供たちが僕らの作った本を読んでいるかもしれない。それって、すごいことですよね。
そうしていつまでも読み継がれていく本は、どのように生まれると思いますか?

後尾:売れた本の著者の共通点を考えると、”Giveの精神”を持っている人が多いと思う。本を出す目的として、「誰かのために何かをしてあげたい」という気持ちが強いと、メッセージの純度がより高い本になる。
また、これも共通して言えることだと思うけど、「さらけ出し力」も大切。人の関心を惹きつけられる人は自分をさらけ出す力が強い。過去の失敗や恥ずかしい部分も含め、そのままの自分をさらけ出すことでメッセージがより一層読者の心に響くものになっていく。
その繰り返しの中から、選ばれ読み継がれる本はできてくるんじゃ無いかな。

著者の方に行うインタビューの意味

イ:日々、後尾社長はこれから出版する著者の方々に取材をしていますよね。それが、さっき言っていた「さらけ出す」ことに繋がるのでしょうか?

後尾:そうだね。綺麗にまとまった話だけでは人は惹きつけられないから、取材はその人の背景を掘り下げて掘り下げて、一番人間くさい本質的なメッセージに辿り着くための大事な作業。

イ:例えば「社会に対してこういうことを訴えたい!」というメッセージが、明確になっていない場合でも良い本は作れるのですか?

後尾:現時点でそこがぼんやりしていたとしても、本を出したいと思う人は何かしら伝えたいメッセージを心の中に持っているはず。僕はそれを見つけることが仕事で、取材を通してその人の人生と学び、そして生き方に触れられることがたまらなく嬉しい。本当に毎回毎回有り難い経験をさせてもらっているよ。
本を出したいと思ったら、まずは僕と話をしにきてください。

イ:ありがとうございました!私も知らなかった後尾社長の一面が見れました。本の制作に対する情熱も、改めて聞くとやはり感慨深いものがあります。早速帰って信長の野望をやり込みたいと思います!
後尾:いや、仕事してよ(笑)

今回のインタビューでは、後尾社長の本や出版への観点を少しだけお伝えすることができたかと思います。私も自分が少しでも関わった本を手に取ったときは、著者の方の熱い想いに触れている分とても胸が一杯になります。

本を通じて、ご自身の経験や知恵、想いを多くの人に伝えたいという方は是非スタックアップまでご連絡ください。