ベストセラー人気著者に聞く!売れる本の作り方~「売れる本の作り方」~

2018年8月10日

スタックアップ編集部です。
本日は遂に「売れる本の作り方」に焦点を当て松田さんにお話をお伺いしていきたいと思います。

 

自身の事業「クラフトバンドを用いたバッグやかごの通信販売・通信講座」の成功のみならず、そのレシピブックでもベストセラーを生みだしている松田さん。
その陰には、「事業」・「出版」の垣根を越えた松田さんならではの1つの連綿たる想いがありました。

■スタックアップとの出会い、新たに開けた「出版」への道

インタビュアー(以下イ:):前回までのインタビューでは、松田さんの事業に関してのお話を聞かせていただきました。いよいよ「松田さんと出版」というところでお話を伺っていこうと思いますが、そもそもスタックアップとの出会いにはどのような経緯があったのでしょうか?

 

松田さん:偶然と言っていい出会いだと思います。女性経営者が共著する本の出版記念パーティーで、偶然にも後尾さんと同じテーブルになったのです。そのパーティーは後尾さんの企画だったのですが、私は全く知らずに参加していました。
幸運でした。というのも後尾さんと出会うまでにも教材とは別に、自社出版で5冊ほど本を出版していましたが、全く反響が無く悩んでいましたので。
ネット販売だったので、「手芸」の本のターゲット層がまだそういった本の買い方に親しみのなかった頃だったというのもあるとは思います。
そこへ後尾さんとの出会いだったので「書店に本を並べたいんです!」とすぐさま掛け寄りました。

 

イ:それは本当に運命的な出会いですね!

 

松田さん:それでも軌道に乗るまでは試行錯誤しました。ヒットは出版プロデューサー、後尾さんに努力いただいた甲斐あってです。
 
後尾さんとこの企画で動き初めて間もなく、とある出版社から3冊まとめて出版していただきました。しかし鳴かず飛ばず。各種の本を大量に取り扱っている大きい本屋でこそ、その3冊は稀に見かける程度で、千葉の街の本屋には全然置かれていなかったのです。
 
どうしたものかと思いましたが、後尾さんがその後も出版した本を持って、色んな出版社に掛け合ってくれました。そこから既に出来上がっていたコンテンツを元に、学研さんから自費出版的に出したのがこの「簡単!かわいい!クラフトバンドですぐできる!」です。
これが大ヒットとなり、次に出す本はなんと学研さんの”自社企画”として出してもらえることになったのです。


 

■出版社の力と、プロが作成する本のクオリティ

イ:ということは、やはり出版社の力が大きかったという事でしょうか?
 
松田さん:その通り。本屋に平積みされているかどうかは本当に大事です。学研さんから出版いただいた本は、小さい本屋でも並んでいました。
 
また学研さんの企画となったら動いてくれる人が違うんですね。
掲載する写真もスタイリスト、デザイナーさんまで入ってプロの方が撮影してくれます。それだけでクラフトバンドの印象がガラッと変わる!
例えば小物やカゴの「配置」。玄関なのか、ベッドサイドなのか。作ったものをどのように使用するか、読者が想像しやすくなっています。
 
ここまでオールカラーで仕上げている本はほとんど無いそうです。
似たような本でも、大体は作り方の詳細ページは2色刷りになっていることがほとんどなので、オールカラーだと並んでいても目立ちます。形も正方形にしたことで特徴的。
 
お陰様で読者層を考えても、とっても読みやすい本に仕上げていただき、一気に5万部が売れました。
これまでの累計販売部数は15万部を越え、他の出版社さんからも「うちから出してほしい」と次々に手が上がるようになりました。

■松田さんの出版プロデューサーとの付き合い方


イ:なるほど。売り方、見せ方の工夫で一気にヒット作品になったわけですね。
もう少し詳しくお尋ねしたいのですが、これから本を出版しようとお考えの方に向けて、「著者」である松田さんは「出版プロデューサー」との付き合い方をどう捉えていらっしゃいますか?
 
松田さん:持ちつ持たれつの関係。いかに相乗効果を生み出せるかではないでしょうか。1人の「著者」として言えば、まず自分のことをきちんと理解してくれて、他人に上手に説明してくれるプロデューサーかどうかが大事だと思います。
 
後尾さんの凄い所は当の本人よりも「私」のことを上手にPRしてくれること。
そして「本」「出版」のプロフェッショナルなので、私には考えもつかないところまで神経を張り巡らせ、考えて、動いて、アプローチしてくれて、アドバイスをくれる。
 
それにはお互いが「良いものを作りたい」という同じゴールを目指している、目指せていることが前提になってくると思います。

■売れっ子著者が語る、「欲しいと思わせる本」とは

イ:まさに二人三脚といった感じですね。出版プロデューサーの力量に加えて、それでも良いコンテンツがないと良い本にはならないのでは?松田さんの本造りへの心構えを知りたいです。

 

松田さん:私は手芸のレシピ本を出版していますが、数ある同種類の本から自分の本が「1番」にならないと買ってもらえない。
掲載しているレシピと、出来上がる物はどんな言い訳もできない位本気で作ります。実際に手に取った方の実になる本になるのか、そこを常に厳しく考えています。
 
「本当にこれは可愛いか?」「本当にみんなが作れるか?」「作ってみたいと思うだろうか?」といった判断は厳しく吟味・チェックしていますよ。それこそスタッフにうんざりされるくらいに。だって出来上がりがイメージができなければそのレシピを買わないでしょう。
 
その「本気度」が、欲しいと思わせるかどうかを左右すると考えています。
似たようなレシピブックは無数にありますが、私の本は吟味した作品しか載せていません。
 
本は人に影響を与えてくれます。会社を経営する上でも同じですが、「人の記憶に残らなくてはいけない」と思うんです。物語や小説ではなく写真と作り方メインのレシピ本ですが、楽しんでもらうための最大限の努力をしています。
せっかく手に取ってもらったのであれば、ふとした時に読み返してもらいたいですし、どんな形であれ記憶に残って欲しいですものね。

■本をこれからも作り続けるモチベーション

イ:やはり「他人」の事を考える精神はご自身の事業と変わらず、出版にも反映されているのですね!
 
松田さん:たまたまテレビで一瞬見かけただけなのですが、田舎の山の上にポツンと建てられた一軒家で、おばあちゃんが私のクラフトバンドでバッグを編んでいた映像が映った事がありました。
 
そのおばあちゃんは「何もする事がないからコレ編んでる」と仰られていたのですが、そのお部屋には、自社のクラフトバンドで作られたバッグがいっぱい並んでいました。うちのオリジナルカラーのクラフトバンドで作られていたので間違いありません。
 
「近所に人がいなくて寂しいんだろうな」
「バッグをたまに訪れてくれた人にあげるんだろうな」と、想像するとたまらなく嬉しくて。
私も初めはたった1人で編んでいましたから。
 
それの映像を観た瞬間に、色んな人にクラフトバンドが伝わって様々な折に気持ちを満たすことができるのであれば、本を出版してクラフトバンドを有名にしていく意義はあると感じました。
次回作もぜひ楽しみにしていただきたいです。
 
イ:なんとも素敵なお話です。最後のインタビューでも著者のお立場からの貴重なご意見を伺えました。これから出版を考えている方々にとって非常に参考になるお話でした。
松田さん、長きに渡りありがとうございました!

出版も、事業にも、松田さんの全力投球な姿勢は変わりません。
きっとこのインタビューを読んでくださった方々は、次の本をまた違った角度からも見ていただけるのではないかと思っています。それくらい過去の話を洗いざらい話してくださいました。

皆様、全4回読んでくださり誠にありがとうございました。

スタックアップでは、著者の想いを「売れる本」へと導く出版企画プロデュースをしております。我々も松田さんの熱さに負けず劣らず、全力で取り組んでいます。
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