フォレスト出版森上さんに聞く!新人作家のワクワク感と注意点。

こんにちは。
本の企画〜販売戦略までをプランニングする「出版企画・出版総合プロデュース」を手がけるスタックアップです。
 
後編でも引き続き、フォレスト出版編集長の森上さんに、売れる本の企画ができるまでをお聞きします。
まずは森上さんのプロフィールから。
 

【森上さんプロフィール】

1974年生まれ。フォレスト出版(株)出版局編集部編集長。
◆1998年4月~2006年4月:山海堂書籍編集部
⇒健康、旅行ガイドなどの書籍編集に従事。
◆2006年5月~2011年8月:三五館編集部
⇒ノンフィクション、文芸、スピリチュアル、ビジネスなどの書籍編集に従事
◆2011年10月~:フォレスト出版編集部
 ⇒ビジネス、自己啓発、心理、健康などの書籍編集に従事。
 
《主な企画編集担当作品》
◎『呪いの解き方』(三五館/川井春水)※10万部
◎『メメント・モリ 21世紀エディション』(三五館/藤原新也)
◎『読むだけで心がラクになる22の言葉』(フォレスト出版/本田健)※11万部
◎『大好きなことをやって生きよう!』(フォレスト出版/本田健)※12万部
◎『自分の才能の見つけ方』(フォレスト出版/本田健)
◎『3年以内に成功する男、消える男』(フォレスト出版/松尾知枝)
◎『「めんどくさい」がなくなる本』(フォレスト出版/鶴田豊和)※18万部
◎『呼吸で心を整える』(フォレスト出版/倉橋竜哉)
◎『結果を出すリーダーほど動かない』(フォレスト出版/山北陽平)
 

企画が生まれるまで


 
イ:今回もよろしくお願いします。
前編では企画立案についてお話いただきましたが、そもそも本の企画とはどこから生まれるのでしょうか?
業界を知らないとなかなかイメージを持ちにくいと思いますので教えていただけますか。
 
森上さん:確かにそうですね!企画立案をするうえで、僕は大きく分けて2通りやり方があると思います。1つはテーマから著者を探す方法、もう一つは人からテーマを探す方法です。どちらを選ぶかは編集者の好みもあると思いますが、僕はテーマから探す人はすごいと思います。
 
イ:では森上さんは人からテーマを探すということですね?
 
森上さん:はい。どんなテーマが読者にウケるかというのはなかなか見つけるのが難しいんですよ。
僕の場合は、その人(著者)を目の前にした時にどんなテーマを引き出せそうか考えます。
 
例えば、一般の方が目にする機会の少ないであろう探偵という職業の人がいたとします。
どういったことを聞いたら面白いか、そして読者の役に立つかを考えてテーマを探る。
しかし浮気を見破るテクニックとか、そういった本は似たような本がいくらでもあるしつまらない。
 
だからそこは編集者がその人の持っている面白いコンテンツをいかに引き出して、足し算引き算掛け算をして、より面白いテーマに作り上げられるか。
その本のオリジナリティが何なのかっていうのは売れる本を作るためには絶対に考えなければならない点ですよね。
 
イ:いい素材を引き出すとはそういうことなのですね。
 
森上さん:あとは既に数冊出版しているような人であれば、自分のテーマみたいなものが決まってたりするのですが、実は他の面白いテーマを隠し持っていることがあります。コミュニケーションを通してそれを見つけ出すのも編集者の仕事です。
 
イ:そういう面白いコンテンツを持っている人は一体どこで見つけてくるんですか…?
 

(森上さんに質問を投げかけるスタックアップ後尾)
 
森上さん:分かりやすい例で言えばメディアに出てる人。
面白そうだなと思った人にこちらからコンタクトしたり、他には信頼できる人からの紹介だったり。
基本的には来るもの拒まずのスタンスでやっているので、それで本にならずともとりあえず会って話を聞くようにしています。
何かのテーマでスペシャリストであることは前提であると思いますが。
 
他にも売れる本ということで話をすると、見出しの付け方は大事だと思います。
人が書店で本を買うときというのは、前書きを見て、その後目次で見出しを見ますよね。
見出しが魅力的でなければレジまで持っていってはくれない。最後まで気を遣うところです。
 
イ:どういう見出しの付け方をするのですか?
 
森上さん:まず見出しで答えは言わないようにしています。
目次で答えを言ってしまっている本て結構あるんですよ。もったいないと思います。答えがわかってしまったら先を読まない。
 
かといって要約しているだけのようなのもダメ。
ぼやっとしていて中身を読みたいと思わせるもの、具体的な数字が入っているような見出しはいいですね。
 

新人作家の魅力とは


 
イ:森上さんは新人作家を担当することが多いとお聞きしたのですが、その理由を教えてください。
 
森上さん:新人さんや、2〜3冊出したことがあるくらいの駆け出しの人とかですね。
というのはベストセラーを出しているような方であれば、もう自分が入る余地がないというか、僕じゃなくても売れる本は作れる。
 
それよりは、これからブレイクしそうな人を手掛けたいなと。
新人さんって、やっぱりエネルギーの量が違うんですよね。
こちらも一緒に仕事をしていて作品を作り上げていくことにワクワクを感じます。そして対等な立場で向き合いやすい。
 
イ:対等でいられなくなってしまう方もいるということですか?
 
森上さん:う〜ん。一冊本が売れてしまうと、周りはもてはやしますからね〜。
 
イ:そういうことですか…。
 
森上さん:新人さんが当たる怖さはそこです。
売れてもしっかり腰を低く据えてやっていく方もいらっしゃいますが、思い上がってしまう方も多数見てきました。
 
これの怖いところは読者が見えなくなってしまうことなんですよ!
自分の世界に終始しちゃって読者が求めてるものがわからなくなって。
そして売れなくなっていく…。そうなってしまった人をちゃんと矯正できない編集者にも責任はあると思いますが。
 
イ:自分の本を読んでくれる方へのリスペクトを忘れてしまうということなんですね。
 
森上さん:そうだと思いますよ。気持ちはわかるんですけどね~。チヤホヤされますから。
でも本当にすごい人は、本が売れても全然偉そうにしませんね。
そしてやはりそういう人がこの世界で生き残っていきますね。
 
イ:ここまで新人さんの魅力についてお聞きしましたが、知らない人からいきなり企画を持ち込まれるのもアリなのでしょうか?
 
森上さん:うちの会社では受け付けていません。基本的に信頼できる人からの紹介とか、どこかで知り合って信用できると感じた人からのみです。
編集部にもさまざまな人から全国各地から企画書がたくさん届きます。みんな忙しくしているのでなかなか読めないのが正直なところです。
 
イ:信頼できる方じゃないと編集者との関係も上手くいかないということですね。
 
森上さん:はい。信頼ありきですね。
 

今後の展望


 
イ:森上さんは出版業界で、今後どのような展望を持っていらっしゃるのですか?
 
森上さん:デジタル媒体への進出もしていきますが、紙媒体に関しては、これからは紙でないといけないものの価値を見出していきたいと考えています。
だから逆に紙じゃなくていいものって結構ありますよね。
例えば、弊社が得意としているビジネス書ジャンルはデジタルのほうがいい場合があるかもしれません。
 
イ:ビジネス書もデジタル化が進んでいますよね。
 
森上さん:そうですね。これからは”紙だからこそ価値がある本”を作っていこうと考えています。
例えば、伝統的な革張りの本とか、紙だからこその内容と所有欲が満たされるものです。
 
今後紙の本は良い意味で価格が上がっていくのではないかと思います。
うちでも多少相場より高くても、そういった本の売り上げは伸びています。
もう紙の本に関して値段で勝負という時代は終わっているんだと思いますよ。
 
しかし文字でのコミュニケーションがなくなることはありません。
ただ媒体が変わるだけです。それなら、わざわざ紙の本であるから生まれる価値というのを追い求めたいと考えています。
 
イ:なるほど。紙媒体は需要の質が変わってくるわけですね。ありがとうございました。
 
今回はベテラン編集者の森上さんに、企画の出処をはじめ編集者の役割、さらには新人著者の方々へのアドバイスまで語っていただきました。
 
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