本が完成するまでの要、進行管理! 新卒入社の女性社員の視点

2018年7月31日

株式会社スタックアップコラム編集部です。

当社は、本の企画〜販売戦略までをプランニングする「出版企画・出版総合プロデュース」の会社です。
本の制作において、予定通りに各工程を進めることは最も重要です。

発行日が決まっている以上、きっちりその日までに納められるスケジューリングで進行します。

完成するまでの根幹となるのが進行管理。今日はその役割を担う、新灯印刷の渡邊さんに話を聞きました。

 

出版のディレクターとして

インタビュアー(以下、イ):渡邊さん、本日はよろしくお願いします。

渡邊さんは新卒で新灯印刷に入社され、現在5年目ですね。今日は出版に興味のある方のために改めて渡邊さんの仕事、進行管理の業務についてお伝えしたいと思います。

早速ですが、渡邊さんの日頃の業務内容を具体的に教えてください。

 

渡邊:私はデータと印刷どちらの進行管理にも携わっているのですが、本を作るのにはご存知の通り文章をページに配置していきます。私たちはその工程を「組版」と呼んでいるのですが、著者さんや編集者からいただいたワードファイルの文字情報を配置し、文字や行の間隔を調整します。

ここで、編集者の持っているイメージと私たちの理解に齟齬がないようにしなければならないので責任は重大です。私はその”プロセス”を管理する役割なので、指示を出したり、出来上がってきたものが間違いなく、正しくできているかをチェックします。実際に現場で組版を行うスタッフが効率よく作業し、編集者の依頼通りに完成させるためには、どう伝えるべきかを常に考えています。

現場で作業をするのは「人」なので、例えば赤字が入ってきた原稿を受け取った時、どう現場に伝えて迅速に修正するか。指示の出し方が悪ければ正しく理解してもらえませんので、「人を動かす伝え方」を意識しています。特に、この工程に関わるスタッフは職人気質な人が多いので、そういう人にどうしたら気持ちよく働いてもらえるか、現場のコントロールは日々勉強です。

 

イ:印刷の進行管理についても教えてください。

 

渡邊:印刷の方は、紙が必要な分だけちゃんと納品されているか、版が納品されているかというのを確認し、納品されていなければ何をいつまでに届けてほしいという問い合わせをします。

また、こちらの業務で1番重要なのはなんと言ってもスケジュール管理で、どんな発注がきていて、いつまでに何をどれだけ刷っておくかを割り出して現場に伝えます。1日に刷れる枚数は決まっているので、発注を受けた量と掛かる日数を計算して、他の案件との調整も踏まえ、納品までの1日1日の作業を明確にします。

毎回受注をいただく際には営業担当から私に連絡がきて、今どんな案件がどの程度進行しているか稼働状況を確認した上で、お客様とスケジュールの調整をしてもらうので、現場と営業との橋渡しをしっかりできるように心掛けています。

イ:良い商品を決められた日にきちんと納品するために、気をつけなければならないことは沢山ありますね。徹底した進行管理が新灯印刷のお客様からの信頼につながっています。

ここで少し質問を変えて、渡邊さんは業務で毎日のように原稿を見ていると思いますが、そんな渡邊さんの視点から「面白い」と思う本はどのような本ですか?

 

渡邊:そうですね…。最近、断定的なタイトルの本が多いと思うんです。「~を語れ!」とか「〜で人は変われる!」といった感じの、自己啓発書に多いですかね。

そういう本は個人的に中身が気になりますね。読みたくなります。

 

イ:文章の書き方についてはどうですか?本の種類によってこれも様々あると思うのですが。

 

渡邊:あ〜。面白いな〜と思うのは…。

著者さんにも色々なタイプの方がいて、最初からしっかりスケジュールを組んで校正の出し戻しもスムーズに行う方や、夏休みの宿題みたいにギリギリになって一気に仕上げるタイプの方もいらっしゃるんですね。キッチリタイプの方からいただく原稿は、読んでいて深く納得させられるような文章になっているパターンが結構あって、逆に一夜漬けタイプの方の文章は、良い意味で荒削り感が出ていてパッションを感じることがあります。「あ〜、文脈が面白くなってるな」とか。かと言って決して一夜漬けを勧めているわけではありません!(笑)それはそれである意味緊張感があるものですから。(笑)

あと、読んでいて楽しそうに書いてるんだろうなと伝わってくる、イメージできる文章ってあるんですね。テンポが良かったり、テンションが高かったり、終盤に向けて勢いがついてきたりするのも関係すると思うのですが。そういう原稿は、赤字を直さなきゃいけないのをわかっていながらもついつい読み進めてしまいますね。こう言うと仕事してないように聞こえるのであまり言いたくないんですけど。(笑)

 

イ:なるほど。それだけ生の原稿を読んでいる渡邊さんが言うと説得力があります。
ありがとうございました。

いかがでしたでしょうか。
本日は、スタックアップの出版において重要な役割を果たしている新灯印刷の進行管理部についてご紹介しました。出版に携わる人の様々な視点をお伝えすることで、これから本を作りたいという方にとってのヒントになりましたら幸いです。
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