売れる本の特徴を”売れた本”から考える!出版プロデュースの経験で培った直感とは。

2019年4月24日

こんにちは。スタックアップ、ブログ担当です。

弊社は、本の企画立案、出版社への提案、制作、販売戦略までをトータルでプランニングする「出版総合プロデュース」の会社です。

これまで多くの書籍を企画し、世に発信して参りました。

 

スタックアップは、新灯印刷という印刷会社の子会社です。新灯印刷では、弊社がプロデュースした本以外にも多くの書籍の印刷を担当してきました。

そういった経験から、弊社の代表の後尾は印刷を引き受けるタイミングで「売れそう!」と感じたものが本当にヒットする、という境遇を幾度となく体験してきました。

 

そこで、本日は代表の後尾に「売れる!」と直感で感じる本の特徴について聞いてみようと思います。

 

本当に“良い本”は、何冊も買ってもらえる!

インタビュアー(以下:イ):本日は「売れる本の特徴とは?」ということなのですが、最近社長は何か本を購入しましたか?

本 出版プロデュース 書籍 経営者

後尾:少し前に、「君たちはどう生きるか?」(2017年、マガジンハウス、著:吉野源三郎、イラスト:羽賀翔一)を購入しました。

 

イ:80年前に出版されたものがマンガ化され話題になった本ですね。

後尾:そうです。3冊も買ってしまいました。

 

イ:おおお。3冊もですか?

後尾:自分用、会社用、子供用の3冊です。それくらい価値のある本でした。あの本はタイトルも目を惹きますが、内容が素晴らしかった。
テーマが今の時代にもマッチしていました。便利になっている分息苦しさを感じる世の中ですから、同じように感じている方々にあの本は必要とされているのだろうなと、読みながら感じていました。
本当に良い本って、人にオススメしたくなりますよね。なので何冊も購入してもらえる。

 

 

読者の困りごとへの答えが明確だと売れる!

イ:私も良いと思った本は友達や家族に紹介します。

後尾:そうですよね。それで、「君たちはどう生きるか?」が売れた理由は「売れる本の特徴」にも繋がります。
そもそも、どうして人は本を読むのだと思いますか?

どうして、「君たちはどう生きるか?」は売れたのでしょうか?

 

イ:現代に息苦しさを感じているから、というお話でしたが…。

後尾:人って、現状に困っているから本を読むんですよね。課題に対する解決策を探して本を読んでいるわけです。「君たちはどう生きるか?」は、その解決策に近いものを本の中で提示しています。

 

イ:読者が求めている答えがある、ということですね。

後尾:そうです。だからあの本は売れたのだと私は考えています。ベストセラーの条件として、「読者の課題に対して答えが明確になっていること」が一つ挙げられます。そして、その答えがどこにでも転がっているような、今まで使い古されてきたようなものではなく、”斬新”なものであればあるほどその本は売れる、と私は考えています。目新しさのないものは1回買っただけで飽きてしまいます。

 

カスタム出版、出版プロデュースはスタックアップ

 

日本人の特徴を踏まえて、興味ポイントを捉える

イ:確かに、どこかで見たことがあるようなものよりも、新しい発見がある方が他人にも勧めたくなりますね。

後尾:それからベストセラーで言えば、「目は1分でよくなる」(自由国民社、2014年、今野清志)という本も面白い例です。累計30万部のベストセラーになった本なのですが、本のタイトルを見て、本当に1分で目が良くなるの?って思いませんか?

 

イ:いやいやいや…いくらなんでも1分で、と思います。

後尾:その通り、本当に1分で視力が良くなるのかなんて誰にもわかりません。でも、日本人は目が悪い人が多い。「本当に1分でよくなるの?」と疑いながらも自分のこととして気になってしまう。そしていざ手に取ってみると内容が面白い、これは売れますよ。

 

イ:その本は他にもシリーズとして、「猫背は治る」(自由国民社、2012年、小池義孝)という本もありますよね。

後尾:あれも約40万部売れたそうです。自由国民社の社長さん曰く、あの本は読者から愛読者ハガキがたくさん届いたそうです。こんなことは初めてだとおっしゃっていました。とても好評で読者からものすごく感謝された、と。
初版の5000部からどんどん増刷していったそうです。

 

イ:確か、この本はドクターが書いた本だったでしょうか?

後尾:気功での治療を専門にされている先生ですね。この本も、猫背は日本人にも多い、という特徴に注目した本です。体の構造上、脳は重いので猫背になると体の色々なところに支障をきたすんです。日本人の特徴を上手く生かした本ですね。

 

カスタム出版、出版プロデュースはスタックアップ

 

ダサ可愛い装丁は親近感を醸し出す

イ:こういった本のシリーズって、医学書というジャンルになるのでしょうか?

後尾:ジャンルとしてはそうなるのではないでしょうか。どうしてですか?

 

イ:装丁がどちらかというとポップなので医学書だと思いませんでした。医学書ってもっとお堅いイメージがあったので。

後尾:この装丁を担当された竹内さん曰く、企画の段階からこのイラストで行こうというお話をされていたそうです。少しダサカワなイラストを入れるだけで、不思議と親近感が湧くものなのです。

 

イ:タイトルも相まって、手に取るハードルが一気に下がったような気がします。

後尾:そうやって親近感を抱かせる装丁を作るのも、本が売れる特徴の一つだと私は考えています。真面目で堅苦しい医学書、というイメージを取り払ったわけですから。

 

 

人々の隠れた悩みをタイトルで訴求!

イ:今まで、売れる本の条件として

「読者の求めている新鮮な答えが用意されていること」

「日本人の特徴を掴み、興味をそそるテーマが提示されていること」

「親近感のある装丁であること」

が挙げられました。他にも何か売れる本の条件はございますか?

後尾:あとは、やはりタイトル。
以前、「人は見た目が9割」という本がミリオンセラーを叩き出しましたが、本でも同じことが言えます。本も、見た目やタイトルが9割だと言えるでしょう。

 

イ:確かに、「猫背は治る」でもポップな表紙だから手に取りますけど、堅苦しいタイトルだったら敬遠してしまうかもしれませんね。

後尾:そうですね。私が担当した本で「社内プレゼンの資料作成術」(ダイヤモンド社、2015、前田鎌利)という本があります。この本も10万部を突破したベストセラーになっているのですが、どうしてこの本が売れたかわかりますか?

 
出版プロデュース、カスタム出版はスタックアップ
 

イ:プレゼンって、社内プレゼンもあるとは思いますが、基本的に社外にするイメージです…。

後尾:そうなんです。目の付け所はそこなのです。
この本がなぜここまで売れたのか。敢えて社内プレゼンの資料作成術に目を付けたからなんです。この本はプレゼン資料の作り方なので、社外向けにももちろん使えます。でも、売り出し方を変えたんですね。社外向けのプレゼン資料の作成術は世の中に溢れていますが、社内向けのプレゼン資料作成術の本はない。

 

イ:ついつい社外と社内を分けて考えてしまいがちですよね。

後尾:潜在的なニーズ、目には見えないけど実は必要としていること。それをタイトルで提示することも、売れる本には重要なものであると私は考えています。

 

イ:売れる本には必ず多くの理由があって売れる、ということですね。ありがとうございました。

 

 

いかがでしたでしょうか?

ベストセラーと言われるものには、売れる理由が必ずあります。

そして、スタックアップではいくつものベストセラーを世に生み出した経験豊富なスタッフが在籍しています。

 

出版未経験の方でも一からサポートいたします。

本の企画出版をお考えの際は、スタックアップにぜひお任せください。まずはお問い合わせをお待ちしております。